デスフェスとは

「Deathフェス」は、誰もが“死”を自分ごととして見つめ直し、語り、考え、問いを持ち帰るための場として構想されました。
一度きりのイベントではなく、10年かけて社会の空気を変えていく、その思いを形にするために、私たちは法人格を立ち上げました。
2023年、一般社団法人デスフェスの設立です。
いま、日本は多死社会のただなかにあります。
2040年には年間170万人が亡くなるとされ、葬送や制度のあり方、死生観までもが問い直されています。
一方で、都市化や核家族化が進み、
死は私たちの日常から遠ざかり、語りにくいものになりました。
私たちは、死を起点に、社会の仕組みや文化、関係性のあり方を見つめ直し、
多様な人とともに新たな問いと選択肢を生み出すために、この法人を設立しました。
私たちは、死を語れる社会は、生きることをもっと自由に選べる社会だと考えています。「死」というテーマに、敬意と好奇心をもって向き合い、問いを開き、語り、つくり合う。そのプロセスそのものが、個人の価値観や社会のあり方を更新する力を持っていると信じています。
一般社団法人デスフェスの活動は、多様な立場の人々が交差し、共創しながら新しい文化と選択肢を育てる実験の場です。
死というテーマを真摯に扱いながらも、閉ざされたものにはしない。
深刻になりすぎず、でも軽くもせず。
オープンで、ポップで、誠実な営みを通じて、「生と死のあいだ」にある豊かさを、社会にひらいていきます。
一般社団法人デスフェスは、「非営利徹底型」の一般社団法人として運営されています。
これは、収益を得ることを目的とせず、仮に収益が出た場合も、それを構成員に分配するのではなく、すべて活動の継続や発展のために使うという形態です。
私たちは「死をタブー視しない社会」をめざす長期的な取り組みとして、特定の営利や思想に偏らず、幅広い立場の人と共に考え、共につくる場を大切にしています。
そのため、活動の中立性と公共性を保つしくみとして、非営利徹底型の形を選びました。
一般社団法人デスフェス 定款
法人番号, 4011005010434